今や新築での手摺設置率は浴槽、階段では約9割、トイレでは約5割。手摺を取り付けることは特別なことではなく、普通のことになりました。しかし既存住宅での手すりはまだまだ充分とはいえません。
家庭内における高齢者の不慮の事故死では、浴槽内での溺死や階段からの転落、また以外なケースではつまずき及びよろめきによる同一平面上での転倒もかなりの件数に上ります。
この様な家庭内における高齢者の事故を未然に防ぐためにも手すりの取り付けはとても重要な役割を担っていると言えます。しかし私たちがお客様のお宅にお伺いすると、「取り付け方が間違っている手すり、使いにくい手すり、外れ掛けている手すり」などびっくりする様な手すりが結構存在します。
ここでは、取り付け場所に応じた手すりの選び方を、実際の住宅改修事例を交えてご紹介いたします。