トイレの住宅改修ポイント

トイレは在宅生活を円滑にするためにとても重要な場所です。1日に何回も行くトイレは、利用者本人に とっては日常生活の自立として、介助者にとっては介助軽減のため、改修希望が多い場所でもあります。 また、排泄行為はトイレだけでなくポータブルトイレで行うこともあるので、多角的な視点で住環境整備を 進めていきましょう。

トイレの住宅改修ポイント住宅改修を行う際は、
改善したい動作・動線を
再確認する!
  • トイレまでの移動
  • トイレ出入口の出入り・扉の開閉
  • トイレ内での移動・方向転換
  • 便器からの立ち座り
  • 排泄時の姿勢保持
  • レバーを回して排泄物を流す
  • 手を洗う

まずはコレから!転ばぬ先の手すり

トイレで使用する手すりには、立ち座り用の縦手すり、座位保持用の横手すり、これらの機能を合わせたL型手すりなどがあります。標準的な取付け位置を参考に、身体状況に合った取付け位置を調整します。

またトイレ空間の広さや住宅の構造に合わせて、手すりの種類や取付け方法を選定します。

構造:木造在来軸組工法

便器からの立ち座り等に利用できる手すりの取付け

排泄時の姿勢保持に利用できる手すりの取付け

構造:鉄筋コンクリート工法

便器からの立ち座り・姿勢保持に利用できる手すりの取付け

トイレ用手すりの選定ポイント

住宅改修で手すりを取付ける場合、90%以上のお宅では手すりをしっかり取付けるための補強用下地板が必要となります。補強用下地板の色をインテリアや壁紙に近い色に合わせることで、デザイン性もUP。手すりは握ったときに滑りにくいディンプルタイプを採用しています。

CASE01 トイレの動作をサポートする手すりの取付け

改善したい
動作・動線
トイレ内の移動・方向転換・
脱衣・着衣・便器からの立ち座り
保険適用
介護保険住宅改修適用
工事期間
着工より1日以内

以前はトイレ内にしっかりと掴まる物がなかったので、窓枠や紙巻器、洗浄便座の操作部を頼りにしていました。紙巻器など不確かな物に頼らず、しっかりと手すりを握れるので安心です。連続した手すりでトイレ内の動線を確保。

CASE02 和式トイレから洋式トイレへ変更工事

改善したい
動作・動線
トイレ内の移動・方向転換・脱衣・
着衣・便器からの立ち座り ・排泄時の姿勢保持・手を洗う
保険適用
介護保険住宅改修適用・
高齢者自立支援設備改修給付適用
工事期間
着工より1日以内

和式トイレで一番しんどいのは排泄時の姿勢保持です。ふくらはぎと太ももがピッタリと着くまで膝を曲げ、しばらくその姿勢を保持。膝や腰に持病がある方にとってはとても困難な状況です。
洋式トイレに変更する事で、一段上がる事もなくなります。排泄時の姿勢保持は劇的に改善します。

施工前

既存の和式トイレ

施工中

解体工事 

給排水管工事 

和式トイレの器具や内装の解体撤去。新規トイレに合わせ配管を移設。

大工工事
手すりを取付ける所はあらかじめ補強。

内装工事
床・壁等の下地を造作し内装仕上げ。

施工後

1日で工事が完成!すぐ使用できます。
紙巻器一体型の手すりは、平らな部分があり手のひら全体で身体を支えられるので、立ち座りにとても便利。

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